通勤や外出先で「夕方までもたない…」でも、重いモバイルバッテリーは持ち歩きたくない——そんなジレンマ、ありませんか?
忙しい外出でも “薄くて軽い5,000mAh” があると、夕方のピンチを抜けやすいです。
通勤カバンに “入れっぱなし” できる薄さと軽さで、夕方の20%ピンチを一気に回復。PD20Wなら短時間でも増えやすいです。
\薄型PDの5,000mAhを見てみる/
【前提3つ】5000mAhは“そのまま”使えない(内部基準・目減り・有線/無線の差)
- 5000mAhは電池の内部基準(公称3.7V)の数字です。
- スマホに送るときに変換が入るので、実際に使える分は目減りします。
- 有線と無線(MagSafe等)で効率が違うため、回復量には幅が出ます。
そこで、候補に上がるのが、コンパクトな「5000mAh」。
結論から言うと、最新スマホなら約0.7〜1回分が目安です(実効60〜70%=約3000〜3500mAh相当で計算)。
【早見表】あなたのスマホ容量(4000/4500/5000mAh)→充電回数の目安
※前提:実効は目安で60〜70%(=約3000〜3500mAh相当)。
| あなたのスマホ容量 | 控えめ(実効60%) | 標準(実効70%) | 0%→回復できる目安 |
|---|---|---|---|
| 4000mAh | 約0.75回 | 約0.88回 | 約75〜88% |
| 4500mAh | 約0.67回 | 約0.78回 | 約67〜78% |
| 5000mAh | 約0.60回 | 約0.70回 | 約60〜70% |
外出先で多いのは「0%→100%」より、「20%→80%に戻して夜まで逃げ切る」パターン。5000mAhは、この用途にちょうどいい容量です。
- 主要機種で「何%まで回復できるか」の目安
- 薄型PD(有線)とMagSafe吸着(無線)の選び方
- 5000mAhと10000mAhの使い分け
5000mAhなのに満充電できない理由:実効は60〜70%が目安(変換ロスで目減り)

「5000mAhのバッテリーなら、4000mAhのスマホを1回フル充電できるはず」
そう思って買うと、実際は “あと少し足りない” ことがあります。
これは故障でも詐欺でもなく、表記の5000mAhが「そのままスマホに届く数字ではない」ためです。
ポイントは2つ。
ここを押さえるだけで、「なぜ満充電できないのか」と「どれくらい回復するのか」が一気に見えるようになります。
mAh→Wh→5V換算で整理する(5000mAh×3.7V≒18.5Wh)
「5000mAhあるのに、なんで思ったほど充電できないの?」の答えはシンプルで、mAhは、電圧(V)が違うと同じ “量” にならないからです。
いったん、Wh(ワット時)=エネルギー量に直し、USBが使う5Vの世界で見直すと混乱がなくなります。
※注意:この「5V換算mAh」は、“USBとして取り出せる体感” をイメージするための目安です。スマホの回復量は、有線/無線、出力(PD)、ケーブル品質、端末の発熱や劣化で前後します。
つまり、mAhの数字だけをそのまま当てはめるとズレが出ます。
ここを押さえると「満充電できない」が、自然に見えてきます。
【物理の壁】実効容量はなぜ減る?(機種別比較は3.7V換算でOK)
とはいえ、スマホのバッテリー容量(mAh)も、電池セル基準として語られることが多いので、機種別の「充電回数」を比べるときは、分かりやすさ重視で、同じ基準=3.7V換算で割るのがスムーズです。
本記事では、5000mAhの実効を一般的な目安として、60〜70%(=約3000〜3500mAh相当)として扱います(条件により前後します)。
実効容量(3.7V換算の目安)= 5000mAh × 0.6〜0.7 ≒ 3000〜3500mAh
たとえば、4000mAh級のスマホなら、満充電換算で約0.75〜0.88回が目安。
最新スマホでも、「1回分は確保できるが、お釣りは少なめ」になりやすい。
これが、5000mAhのリアルです。
【機種別】5000mAhで何%回復?iPhone 17 / 16 / 16 Pro / 16 Pro Max・Pixel 9・Xperia 1 VI

「結局、自分のスマホだと何%まで戻るの?」
ここが一番知りたいポイントですよね。
5000mAhは、“フル充電1回” と断言できるほど余裕がある容量ではない分、機種のバッテリー容量次第で体感が変わります。
そこで、この章では、主要モデルを例に、回復量の目安(%)を一覧化しました。
まずは、自分の機種に近い容量を見つけて、「夕方のピンチを越えられるか」をイメージしてみてください。
計算の前提(有線想定・実効60〜70%・算出式)
では、主要機種だと、どのくらい回復できるのかを目安として見てみましょう。
※この表は有線充電(USBケーブル接続)を前提にしています。5000mAhの実効を一般的な目安として60〜70%(=約3000〜3500mAh相当)と仮定し、充電回数=実効容量(3000〜3500mAh)÷スマホ内蔵バッテリー容量(mAh)で算出しました。
実際の回復率は、ケーブル品質/PD出力/気温/端末の発熱や劣化/充電しながらの使用で前後します。なお、無線(MagSafe等)は、有線よりロスが増えやすく、回復量・速度が控えめになりがちです。
主要機種の回復目安一覧(※iPhoneは推定、Androidは公式仕様)
| スマートフォン機種名 | 内蔵バッテリー容量 | 控えめ(実効60%) | 標準(実効70%) | 回復目安(0%→換算) |
|---|---|---|---|---|
| iPhone 17 ※1 | 約3,692mAh | 約0.81回 | 約0.95回 | 約81〜95% |
| iPhone 16 ※1 | 約3,561mAh | 約0.84回 | 約0.98回 | 約84〜98% |
| iPhone 16 Pro Max ※1 | 約4,685mAh | 約0.64回 | 約0.75回 | 約64〜75% |
| Google Pixel 9(公式仕様) | 約4,700mAh | 約0.64回 | 約0.74回 | 約64〜74% |
| Xperia 1 VI(公式仕様) | 約5,000mAh | 約0.60回 | 約0.70回 | 約60〜70% |
※1(iPhoneの注記)
iPhoneの内蔵バッテリー容量(mAh)は、Apple公式の技術仕様ページでは明記されないため、本表の数値はEUのEPREL(エネルギーラベル制度)に掲載される「Rated battery capacity」(認証情報)を参照した推定値です。
参考: iPhone 17(EPREL) / iPhone 16(EPREL) / iPhone 16 Pro Max(EPREL)
※「回復目安」は“満充電換算の回数=%換算”として見せています。実際は使用状況で上下し、充電終盤は制御で速度が落ちることもあります。
他の機種でも、ざっくり知りたい場合は、早見表(4000/4500/5000mAh)を参考にしてください。
容量と携帯性のバランス:5000mAhが日常に向く3つの理由
日常使いでは「持ち歩ける容量」が、正解になりやすい。
これが、5000mAhが選ばれる一番の理由です。
容量が増えるほど重量や厚みも増えやすく、その差が “毎日の携帯性” に効いてきます。
通勤・外出で「夕方のピンチを回避できれば十分」なら、5000mAhは、軽さと安心のバランスが取りやすい容量です。
理由①:持ち歩きやすさは「重さ(g)の差」で効く(代表例の重量を脚注で)
5000mAhクラスは、薄型モデルなら約100〜130g台に収まることも多く、ポケットや小さめバッグでも、負担になりにくい傾向があります。
一方で、10000mAhクラスは、出力や機能が増えるほど約180〜220g程度になることも。
毎日だと、この差が「今日は置いていこう」につながりやすく、結果的に “必要な日に手元にない” を招きがちです(感覚として、100g差でも毎日積み重なると意外と効きます)。
※重量の代表例(製品により前後します)
・5000mAh(薄型PD系):CIO SMARTCOBY SLIM 5000mAh 約108g
・5000mAh(MagSafe吸着系):Anker 621 Magnetic Battery(MagGo) 約132g
・10000mAh(標準〜多機能寄り):Anker Power Bank(10000mAh, 22.5W) 約200g
・10000mAh(高出力/ケーブル内蔵系):Anker Nano Power Bank(30W, Built-In USB-C Cable) 約215g
理由②:使い方に合わせて選べる(速さ=有線PD/手軽さ=MagSafe吸着)
5000mAhが支持される理由は、容量そのものだけでなく、「日常の動きに合う形を選びやすい」ことにもあります。
ポイントは、あなたが求めているのが、速さなのか手軽さなのかを先に決めること。
- 速さ重視なら:薄型・有線PD(短時間で回復させたい/確実に増やしたい)
- 手軽さ重視なら:MagSafe吸着(無線中心)(ケーブルを減らしたい/ただし無線はロス・発熱で控えめになりがち)
※タイプ別の細かい選び方(PDのW数、端子、発熱対策など)は、選び方の章でまとめています。
理由③:日常用途なら「必要十分」になりやすい(20%→80%運用)
外出先で本当に多いのは「0%→100%」より、「20%のピンチを60〜80%まで戻して夜まで持たせる」パターン。
5000mAhは、この用途に丁度よく、持ち歩きが習慣化しやすいのが強みです。
- 毎日(通勤・外出):5000mAh(軽さ優先/夕方のピンチ回避)
- 長時間の外出・アウトドア・災害備蓄:10000mAh以上(容量優先)
「自分の容量だとどれくらい?」は、早見表でざっくり確認できます。
機種別で知りたい場合は、主要機種の一覧も参考にしてください。
失敗しない5000mAhの選び方:タイプ別(有線PD / MagSafe)+共通チェックリスト

速さ重視=薄型PD/手軽さ重視=Qi2(マグネット)。あなたの使い方に近い方を選べばOKです。
| 速さ重視(有線PD) | 短時間でしっかり回復させたい人向け |
| 手軽さ重視(Qi2/マグネット) | ケーブルなしで “ペタッ” と回復したい人向け |
5000mAhは「どれを買っても同じ」に見えますが、実際は、タイプとスペックの見落としで満足度が大きく変わります。
よくある失敗は、次の3つ。
この章では、まず、速さ(有線PD)か手軽さ(MagSafe吸着)かを決めたうえで、最後に、PSE・W数・USB-C入出力・ケーブルの共通チェックをまとめます。
買い間違いを避けたい人は、ここだけ見ればOKです。
用途別に選ぶ:薄型・有線PD(目安20W前後) vs MagSafe吸着(無線は7.5〜15Wが多い)
5000mAhは容量が同じでも、タイプが違うと体感が変わります。
欲しいのは、速さか手軽さか。まず、ここで分けましょう(回復量の目安は 機種別一覧、前提の整理は mAh→Wh解説 も参考に)。
タイプ1:薄型・有線PD(速さ重視)
| 向いている人 | 短時間で回復させたい/確実に増やしたい |
| チェック | PD対応+「何W出せるか」が明記 (iPhoneなら20W目安、Androidは端末の対応Wに合わせる) |
| 端子 | USB-Cが入力・出力両対応か ポート数(1台だけか、同時充電したいか) |
| 落とし穴 | ケーブルが弱いと速度が出ない(PD対応ケーブル推奨) 端末が熱いと安全制御で遅くなる |
タイプ2:MagSafe吸着(手軽さ重視)
| 向いている人 | ケーブルを減らしたい “背面にペタッ” で回復したい |
| チェック | 無線のW数(モデル差あり) ケース相性(厚いとズレやすい) 発熱対策(温度制御・保護の記載) |
| 注意 | 無線は有線よりロスが増えやすく、体感として回復量・速度が控えめになりがち。 位置ズレや「充電しながらの操作」でも効率が落ちやすい |
共通で絶対:PSE・出力(W数)・USB-C入出力・ケーブル
| PSE | 本体やパッケージにPSE表示がある製品を選ぶ(日本の安全基準) |
| 出力の見える化 | 「急速充電」だけでなく、PD対応+何Wかまで確認 |
| USB-Cの入出力 | 本体充電(入力)とスマホ充電(出力)の両対応だと運用がラク |
| ケーブル | PD対応でも、ケーブルが非対応だと速度が出ない (条件次第で体感が変わる) |
※PD対応でも、端末の発熱状況や使用中の負荷で速度が落ちることはあります。「最速は条件次第」くらいで捉えるのが安全です。
長く安全に使う:劣化を遅らせるコツ(熱・保管残量・過放電)
| 熱を避ける | 夏の車内放置や、充電しながらの高負荷ゲームは寿命を縮めやすい |
| 保管は50%前後 | 1ヶ月以上使わないなら、残量50%くらいで保管が理想 |
| 過放電に注意 | 0%放置は、故障原因になりやすい |
信頼できるメーカーの製品は、保護回路や品質管理が安定していることが多く、結果的に失敗しにくい傾向があります。
とくに、MagSafeなどの無線充電タイプは、有線より発熱しやすいので、次のことを意識すると長持ちします。
- 熱いと感じたら一度外して冷ます
- 厚いケースは外す
- 夏場は直射日光の下で使わない
FAQ:5000mAhモバイルバッテリーのよくある質問

ここでは、「PCに使える?」「飛行機は大丈夫?」「5000と10000どっち?」の3つを、要点だけ整理します。
Q1:5000mAhでMacBookなどのノートPCは充電できる?(WhとWで考える)
A1:基本は「難しい」です。PCはスマホと違って、mAhよりも、容量(Wh)と出力(W)の両方が、足りないことが多いからです。
5000mAh(公称3.7V)は約18.5Wh。
変換ロスもあるため、PCのバッテリー(目安として40〜70Wh級が多いですが、機種で差があります)を満たすには量が足りません(考え方は本文の解説:mAh→Whの整理)。
| 容量(Wh) | 5000mAhクラス(約18.5Wh)では不足しがち |
| 出力(W) | ノートPCは、USB PDで30〜65W前後を要求することが多い (機種・作業負荷で変動) |
- 最低ライン:USB PD 30W以上
- おすすめ:USB PD 45〜65W(PCの必要W数に合わせる)
- 容量:目安として50Wh前後以上あると安心(=10000〜20000mAhクラスに多い)
※USB-Cポートがあっても、すべての機種が充電(PD入力)に対応しているとは限りません。PC側の仕様で「USB-C充電/PD対応」を確認してください。
※ただし、PCをスリープ中/低負荷なら、“ゆっくり給電できる” 場合もありますが、5000mAhクラスでは「しっかり充電して満たす」用途には基本的に向きません。
Q2:飛行機の機内持ち込み、5000mAhなら安心?(航空会社で条件が異なる)
A2:多くの場合、5000mAhは機内持ち込み可能な範囲に入ります。
目安として5000mAh(公称3.7V)は約18.5Whで、一般的な基準としてよく使われる100Whを大きく下回るためです。
ただし、持ち込み条件(個数・運用ルールなど)は、航空会社・路線(国内/国際)で変わり、内容が更新されることもあります。最終確認は搭乗する航空会社の公式案内が確実です。
※上記リンク先の数値(個数制限など)は、必ず搭乗便の最新ルールで確認してください。
Q3:10000mAhとどっちを買うべきか、まだ迷っています。
A3:目安はシンプルで、「毎日持ち歩く」なら5000mAh、「長時間コンセントに出会えない日がある」なら10000mAhです。
容量が増えるほど重さや厚みも増えやすく、毎日の携帯ではその差が意外と効きます。
判断に迷うなら、「外出で残量が20%を切る日がどれくらいあるか?」を基準にすると決めやすいです。
夕方のピンチ回避が目的なら、5000mAhで足りる場面は多く、キャンプ・フェス・旅行などで丸一日充電環境がないことが分かっているなら、重さと引き換えに10000mAhを選ぶ方が安心です。
「5000で足りるか不安」なら、迷う時間がもったいない。10,000mAh+30Wなら旅行・出張でも安心寄りです。
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まとめ:5000mAhは「軽さを落とさず、夕方の不安を減らす」現実的な容量
「モバイルバッテリー 5000mAh どのくらい?」への答えは、(有線想定で)最新スマホを約0.7〜1回分回復できる目安。
荷物を重くしすぎず、夕方に残量が心もとなくなる “ピンチ” を回避しやすいのが、5000mAhの強みです。
「もしものために」大容量を常に持ち歩くのも一つの選択ですが、日常の外出なら、5000mAhが丁度いい場面は多いはずです。
毎日持つなら5000mAh、長時間の外出やアウトドアが多いなら10000mAh以上。
この基準で、あなたの使い方に合う1台(薄型PD/MagSafe吸着など)を選んでみてください。
筆者プロフィール
- ガジェット(スマホ周辺機器・充電環境)を中心に、レビュー/比較記事を執筆。
- 普段の持ち歩きは「軽さ優先」で、5000mAhクラス(薄型PD/MagSafe系)を使い分けています。
- ※本記事は特定メーカーの提供を受けない形で作成しています。
- 最終更新日:2026年2月12日
検証環境(目安)
- 充電方式:有線(USB-C/Lightning)を基本想定
- 前提効率:モバイルバッテリーの実効は、表記の60〜70%(変換ロスを考慮)
- 使用ケーブル:USB-C to USB-C(PD対応)、USB-C to Lightning(MFi)
- 充電器:20W〜30Wクラス(PD)
- 計測:電力計(USBテスター)を使用
- 参考条件:気温・端末の発熱・バッテリー劣化・ケーブル品質・PD出力で結果は変動
検証方法(シミュレーション式)
本記事の「充電回数」は、次の式で算出しています。
